Narrative を試す
中期経営計画の資料の「届けられる市場の大きさ」のページ。TAM・SAM を三重の円で示し、2,100 億円から 5,000 億円への広がりを並べている(Narrative の作例)

資料づくりに向く AI アシスタントは?5 つを作れるファイルで比べる

この記事の答え文書や資料の仕事に使うなら、まず「作れるファイル」で選びます。Word・Excel・PowerPoint のファイルまで作れるのは Claude・ChatGPT・Perplexity・Microsoft 365 Copilot で、Gemini は Canvas の文書とスライドを Google へ書き出します。料金は 1 人あたり月 700 円台から 4,500 円ほどです。

公開日 更新日 内容確認日 執筆 Narrative 編集部
要点
  • 選ぶ順番は、料金より先に「作れるファイル」
  • 無料プランでファイルまで作れるかは、5 つで分かれる
  • 法人プランは 5 つとも、入力を学習に使わないと明記している

選ぶ順番は「作れるファイル」から

AI アシスタントとは、調べもの・下書き・要約を会話で頼める道具です。文書や資料の仕事で選ぶときは、料金より先に「何のファイルで返ってくるか」を見ます。画面の中で文章が返るだけの使い方と、Word や PowerPoint のファイルが返る使い方とでは、その後の手間がまるで違うからです。

5 つを並べると、ファイルの作り方は 3 つに分かれます。会話からファイルを作るもの(ChatGPT・Claude・Perplexity)、いつものアプリの中で作るもの(Microsoft 365 Copilot)、Google の道具へ書き出すもの(Gemini)です。

作り方 製品 返ってくるもの
会話からファイルを作る ChatGPT・Claude・Perplexity Word・Excel・PowerPoint・PDF
いつものアプリの中で作る Microsoft 365 Copilot Word・Excel・PowerPoint
Google の道具へ書き出す Gemini Google ドキュメント・スライド・PDF

ファイルを読ませるときの上限

5 つとも手元のファイルを添付できます。細かな条件は分かれていて、Claude は PDF・Word・Excel などを読めますが PowerPoint の読み込みには対応していません。Gemini は 1 つのプロンプトに添えられるファイルが 10 件まで、動画以外は 1 件 100 MB までです。

5 つを料金と作れるもので比べる

料金は 1 人あたり月 700 円台から 4,500 円ほどまで幅があります。円建てで買えるのは ChatGPT・Gemini・Microsoft 365 Copilot で、Claude と Perplexity はドル建てです。法人向けは 5 つとも「入力を学習に使わない」と公開ページに書かれています。

製品料金無料で使える範囲ファイルを読む作れるファイル法人の学習の扱い
ChatGPT無料 / Go ¥1,400 / Plus ¥3,000(1 人・月)無料版あり(上限つき)添付に対応文書・表・スライド既定で学習に使わない
Claude無料 / Pro $17〜20 / チーム $20〜25(1 人・月、税別)無料版あり(作成も可)PDF・Word・Excel文書・表・スライド・PDF既定で学習に使わない
Gemini無料 / AI Plus ¥725〜¥1,450 / AI Pro ¥2,900(1 人・月)無料版あり(Canvas 可)ほとんどの形式文書・スライド(Canvas)ドメイン外の学習に使わない
Microsoft 365 Copilot¥4,497(1 人・月、税別、年契約)/ Business アドオンは年払いで月 ¥3,148 相当Copilot Chat は追加費用なし添付に対応Word・Excel・PowerPoint基盤モデルの学習に使わない
Perplexity無料 / Pro $20 / Max $200(1 人・月)無料版あり(作成は Pro 以上)添付に対応(上限あり)文書・表・スライド(Pro 以上)法人は学習に使わない
各社の公開情報から。確認日 2026-09-16(行ごとの日付は各製品のページに)

Gemini の AI Plus は、Gemini の料金ページでは ¥725、Google One の料金ページでは ¥1,450 と表示されます(どちらも 2026 年 9 月 16 日に確認)。申し込む画面の金額を、契約の前に確かめてください。

無料で試せる範囲の違い

無料プランはどれにもありますが、ファイルを作れるかは分かれます。Claude は無料プランでも Word・Excel・PowerPoint・PDF を作れると公開ページに書かれている一方、Perplexity でファイルを作れるのは Pro 以上です。Microsoft の Copilot Chat は、対象の Microsoft 365 ライセンスがあれば追加費用なしで使えます。

資料づくりで効くのは、この 4 つ

順番に見ていくと迷いません。いちばん効くのは、いま社内にある道具です。乗り換えの手間は、機能の差より高くつきます。

  1. いま社内にあるか。Microsoft 365 なら Copilot、Google Workspace なら Gemini から考える
  2. 作れるファイル。PowerPoint や Excel のファイルで受け取りたいか、画面の中で読めれば足りるか
  3. 無料でどこまで試せるか。ファイルの作成まで無料で試せるのは Claude
  4. 法人での扱い。学習に使わない旨と、管理機能(利用状況・権限)が要るか

決め手になるのは、社内の道具と体裁

社内の道具がはっきり決まっている会社ほど、選ぶのは簡単です。迷うのは、道具が混在している会社と、資料の体裁を揃えたい会社です。

向く会社

Microsoft 365 か Google Workspace のどちらかに揃っている会社は、その中の AI(Microsoft 365 Copilot・Gemini)から試すと、ファイルの置き場所と権限がそのまま使えます。調べものが仕事の中心で、数字の出典をすぐ確かめたい会社には Perplexity が向きます。

向かない会社

配色・書体・ロゴまで社外向けに揃えたい会社は、AI アシスタントだけでは足りません。5 つとも、体裁は使う人の指示とテンプレートに任されるので、同じ依頼でも人によって仕上がりが変わります。

体裁を揃えるところは、別の道具の仕事

AI アシスタントは、中身(文章・数字・構成)を用意するところまでが得意です。会社のデザインで揃った資料にする部分は、体裁をサーバー側で決める道具と組み合わせると分担できます。たとえば調べものと下書きはいつもの AI に頼み、資料の形にするところだけを Narrative のような道具に渡す分け方です。

中期経営計画の資料の「ロードマップ」のページ。3 つの Step と年度、ARR 80 億円の目標、つながっている取引先の画面が 1 枚に収まっている
いつもの AI アシスタントに頼んで作った中期経営計画の 1 枚(Narrative の作例)

作り方ごとの詳しい違いは AI で PowerPoint を作るには に、資料づくり専用のサービスとの比較は AI でパワポを作るサービスのおすすめ にまとめています。仕事の場所ごと AI を入れる話は AI つきのワークスペース をご覧ください。

この記事で比べた製品

OpenAI

ChatGPT

OpenAI の AI アシスタント。文書・表・プレゼンを会話から作り、Excel や PowerPoint の中でも使える。

料金
無料 / Go ¥1,400 / Plus ¥3,000(1 人・月)

向いている

  • 文書・表・プレゼンを作れ、既存のファイルに形式を合わせて頼める
  • Excel・PowerPoint・Google スプレッドシートの中からも使える

向いていない

  • 個人向けプランは月払いのみで、年払いの割引が無い
  • スライドの生成は公式にベータ版とされている
Anthropic

Claude

Anthropic の AI アシスタント。無料プランでも Word・Excel・PowerPoint・PDF のファイルを作って渡せる。

料金
無料 / Pro $17〜20 / チーム $20〜25(1 人・月、税別)

向いている

  • ファイルの作成が無料プランでも使え、料金の段で差が付かない
  • チームと Enterprise は、既定で入力を学習に使わないと明記している

向いていない

  • 料金がドル建てで、為替によって支払額が変わる
  • PowerPoint ファイルの読み込みには対応していない
Google

Gemini

Google の AI アシスタント。Canvas で文書とスライドを作り、Google ドキュメントへ書き出せる。

料金
無料 / AI Plus ¥725〜¥1,450 / AI Pro ¥2,900(1 人・月)

向いている

  • Canvas で作った文書とスライドを Google ドキュメントへ書き出せる
  • Gmail・Google ドキュメントなど、いつもの Google の道具から呼べる

向いていない

  • Canvas で直せるのはその場の会話で作った内容に限られる
  • 1 つのプロンプトに添えられるファイルは 10 件まで

PowerPoint・Word・Excel・Teams の中で動く AI。PowerPoint の中で資料の下書きを生成し、会社のテンプレートに沿って組める。

料金
¥4,497(1 人・月、税別、年契約)/ Business アドオンは年払いで月 ¥3,148 相当

向いている

  • PowerPoint をそのまま使える。書き出しの手間が無い
  • 社内の Teams・SharePoint の情報を参照できる

向いていない

  • Microsoft 365 のライセンスに上乗せの費用
  • 仕上がりはテンプレートと使う人の手に左右される
Perplexity AI

Perplexity

出典つきで答える AI アシスタント。調べた内容から文書・表・スライドのファイルを作れる。

料金
無料 / Pro $20 / Max $200(1 人・月)

向いている

  • 答えに出典のリンクが付くので、数字の裏取りがしやすい
  • 作った文書・表・スライドを Google ドライブへ書き出せる

向いていない

  • ファイルを作れるのは Pro 以上で、無料プランでは作れない
  • 個人プランは既定で検索内容が改善に使われる(設定で止められる)

よくある質問

無料のプランだけで足りますか?

下書きと要約だけなら足ります。ただしファイルまで作れるかは分かれ、Claude は無料プランでも Word・Excel・PowerPoint・PDF を作れますが、Perplexity でファイルを作れるのは Pro 以上です。

会社で使うとき、入力した内容は学習に使われますか?

5 つとも法人向けでは学習に使わないと公開ページに書かれています。ChatGPT Business と Claude のチームは「既定で学習に使わない」、Microsoft Copilot は「基礎モデルのトレーニングには使用されません」、Google Workspace は「許可なくドメイン外の生成 AI モデルのトレーニングに使用されることはありません」、Perplexity は法人とデータ保持ゼロと記載しています。

手元の PDF や Word を読ませられますか?

5 つとも添付に対応しています。Claude は PDF・Word・Excel などを読めますが PowerPoint の読み込みには対応せず、Gemini は 1 回のプロンプトに 10 件までという上限があります。

スライドまで作れますか?

作れます。ChatGPT・Perplexity は PowerPoint の形式で、Microsoft 365 Copilot は PowerPoint の中で、Gemini は Canvas のスライドを Google スライドや PDF として書き出します。ただし配色や書体の揃え方は、使う人の指示に任されます。

出典

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この記事を書いた人

Narrative 編集部編集部

Narrative を作っているチームが、実際に AI で資料を作りながら書いています。料金や機能は各社の公開ページを確認日つきで載せ、確かめられない数字は書きません。

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