Narrative を試す
提案資料の「現場の課題」のページ。課題を一文でまとめた箱と現場の写真、右に 120 分・14 件・13 時という 3 つの数字が並んでいる(Narrative の作例)

AI でパワポを作るサービスのおすすめは?6 つを料金と出力の形で比べる

この記事の答え1 人で速く作るなら Gamma、Microsoft 365 を全員が使っているなら Copilot、日本語のテンプレートから選びたいならイルシル、資料以外も作るなら Canva が候補です。決め手は料金より「書き出した PowerPoint を後から直せるか」で、ここは道具によってかなり違います。

公開日 更新日 内容確認日 執筆 Narrative 編集部

この記事には運営会社の製品(Narrative)の紹介が含まれます。

要点
  • 1 人なら Gamma、Microsoft 365 の会社なら Copilot、日本語の型ならイルシル
  • 決め手は「書き出した PowerPoint を後から直せるか」。ここは道具で差が大きい
  • 料金の単位(枚数・人数・クレジット)が違うので、1 人 1 か月に直して比べる

3 つの型に分けて考える

AI でパワポを作るサービスは、どこで作るかで 3 つに分かれます。専用の画面で生成する型(Gamma・イルシル・Canva・Beautiful.ai)、PowerPoint の中で AI が動く型(Microsoft 365 Copilot)、いつもの AI に頼んで資料が返る型(Narrative)です。選び方は「誰が使うか」で決まります。

型 代表 向く会社
専用の画面で生成する Gamma・イルシル・Canva・Beautiful.ai 1 人で速く見た目を整えたい
PowerPoint の中で動く Microsoft 365 Copilot 全員が PowerPoint と Microsoft 365 を使っている
いつもの AI から呼ぶ Narrative Claude・ChatGPT などの AI エージェントを既に使っていて、チームで揃えたい

6 つを 5 つの項目で比べる

比べたのは料金・対応 AI・作り方・PowerPoint 出力・自社デザインの 5 つです。並びは製品名のアルファベット順で、日本語名のイルシルを最後に置いています(順位ではありません)。

製品料金対応AI作り方PowerPoint 出力自社デザイン
Beautiful.aiPro $14.50 / Team $40(1 人・月、年払い)そのサービスの中の AI専用の画面。テンプレートが整列を保つ全要素を PowerPoint で編集できると明記(Pro 以上)ブランドのテーマ(Team)
Canva無料 / プロ ¥11,800 / ビジネス ¥18,800(1 人・年)そのサービスの中の AI(マジック生成)専用の画面。デザイン全般プレゼンのみ PPTX。編集の可否は記載なしブランドキット(プロ 5・ビジネス 100)
GammaFree / Plus $9 / Pro $18 / Ultra $90(1 席・月、年払い)そのサービスの中の AI専用の画面で生成し、カードを直す表は編集できる表として出る(本文・図解の扱いは記載なし)カスタムテーマは Pro 以上
Microsoft 365 Copilot¥4,497(1 人・月、税別、年契約)/ Business アドオンは年払いで月 ¥3,148 相当Microsoft 365 CopilotPowerPoint の中で下書きを生成PowerPoint そのものPowerPoint のテンプレート
Narrative 運営会社の製品無料 / プロ ¥1,980 / ビジネス ¥4,980(1 人・月、税込)Claude / ChatGPT / Gemini / Cursor / Codex(MCP でつなぐ)いつもの AI に日本語で頼む。画面を開かない図形・表・グラフのまま直せる既存の資料から配色を読んでデザイン設定を作る
イルシルフリー ¥0 / パーソナル ¥1,848 / パーソナルプラス ¥5,500(1 人・月、税込)そのサービスの中の AI(AI デザイン生成)専用の画面。テンプレートを選んで生成有料プランから。本文・表・グラフ・図形は編集でき、イラストとロゴは画像—
各社の公開情報から。確認日 2026-09-16(行ごとの日付は各製品のページに)

料金は単位が揃っていない

表の金額は各社の表記のままなので、そのままでは比べられません。1 人 1 か月あたりに直すと、Canva プロの年 11,800 円は月あたり約 983 円、Gamma と Beautiful.ai はドル建て(年払いのとき Gamma Plus が月 9 ドル、Beautiful.ai Pro が月 14.50 ドル)、Microsoft 365 Copilot は税別・年契約の月 4,497 円です。円とドルの比較は為替で動くので、見積もりは各社の申し込み画面で取ってください。

迷ったら、この順で切る

いちばん効くのは「出てくるものが PowerPoint で直せる形か」です。画像として貼られた資料は、社名を 1 か所直すだけでも作り直しになります。次に、会社のデザインで揃うか。テンプレートを配るだけの運用は、人によって崩れます。

書き出した中身について、各社が書いていること

「PowerPoint に出せる」と「PowerPoint で直せる」は別の話です。各社の公開ページを読むと、書き方にかなり差がありました。

公式が書いていること
Gamma 表は「編集できる表」として書き出されるとヘルプに明記(全プラン・既定でオン)。本文や図解が図形として入るかは記載なし。書体は pptx に埋め込まれる
Canva 編集できるかの記載なし。書かれているのは「PPTX はプレゼンテーションのみ」「PowerPoint で開くと見え方が変わることがある」「使った書体を端末に入れる必要がある場合がある」
Beautiful.ai **「スピーカーノートを含め、すべての要素を PowerPoint の中で編集できる」**とヘルプに明記(Pro 以上)。同社のブログは「画像を並べたものではない」とも書いています。音声とアニメーションは移りません
イルシル 何が編集でき、何が画像になるかを自社の記事で分けて説明。本文・表・グラフ・図形は打ち替えも色の変更もでき、イラスト・アイコン・ロゴ・背景の画像は 1 枚の画像になります。書き出しは有料プランから
Microsoft 365 Copilot PowerPoint そのものの中で作るので、この論点はありません
Narrative 図形・表・グラフのまま。表とグラフは PowerPoint の表・グラフとして入り、「データの編集」で数字を直せます

自分で確かめるなら、候補を 2 つに絞ってから、自分の資料を 1 枚だけ書き出して PowerPoint で開くのが早いです。 文字を選んで打ち替えられるか、図形をクリックして色を変えられるかを見れば、30 分で分かります。

  1. 直せる形で出るか。図形・表・グラフのまま出るか、画像になるか
  2. 会社のデザインで揃うか。配色・書体・ロゴを人に選ばせない仕組みがあるか
  3. 料金の単位が読めるか。枚数・人数なら月額が読める。クレジット制は資料の中身で消費が変わる
  4. いまの AI から呼べるか。新しい画面を覚える手間は、導入後に効いてくる

6 つの強みと弱みを 1 つずつ

Gamma。1 人で速く見た目を整えるなら、いちばん手数が少ない道具です。困るのはクレジット制で、画像の生成や作り直しで消費が変わるため、月に何枚作れるかを先に見積もれません。

Microsoft 365 Copilot。全員が PowerPoint を開いている会社なら、新しい画面を覚えずに済みます。費用はライセンスへの上乗せで、1 人あたり月 4,497 円(税別・年契約)。人数ぶん掛かるので、試すなら部署を区切ってください。

Canva。資料も販促物も同じ画面で作れます。反面、自由度が高いので、複数人で作ると余白と書体がばらつきます。テンプレートを配るだけの運用では揃いません。

イルシル。日本語の資料に合わせた型が多く、日本語の情報も探しやすい道具です。無料プランでは資料が 3 個までで、PowerPoint にも書き出せないため、試せる範囲は狭めです。

Beautiful.ai。置いた要素が自動で整列するので、体裁が崩れません。恒久の無料プランが無く(14 日の試用にカード登録が要ります)、日本語の情報も少なめです。

Narrative(運営会社の製品)。いつもの AI から呼べるので、チームで揃えたい会社には手数が少なくなります。弱点は 3 つあります。AI エージェント(Claude・ChatGPT など)を使っていない人には入口がありません——画面を開いて作る道具ではないからです。使い始めに MCP という仕組みでつなぐ設定が要ります(1 行の貼り付けですが、設定そのものが無い他社より 1 手多い)。そして、座標を指定して自由に置く使い方はできません。

AI への頼み方の例

どの道具でも、渡すのは「読む相手・決めたいこと・確認済みの情報」の 3 つです。AI に無い数字を埋めさせないよう、依頼文に「無い数字は書かない」と入れます。

いつもの AI に頼んで返ってきた提案資料の「特長」のページ。3 つの特長がカードで並び、配色とロゴは会社のデザイン設定から入っている
いつもの AI に頼んで返ってきた提案資料の 1 枚(Narrative の作例)。配色・書体・ロゴは人が選ばず、サーバーが決める

もう少し絞り込むなら

無料でどこまで試せるかは AI 資料作成ツールの無料プランはどこまで使える? に、書き出した PowerPoint をどこまで直せるかは AI で PowerPoint を作るには にまとめています。Gamma と Narrative の違いだけを知りたい場合は Gamma と Narrative の違いは? が近道です。

この記事で比べた製品

株式会社STELLA

Narrative

運営会社の製品

いつもの AI(Claude・ChatGPT・Gemini など)に頼むだけで、会社のデザインで揃った資料が PDF と PowerPoint で返るサービス。画面を開かず、AI エージェントから使う。

料金
無料 / プロ ¥1,980 / ビジネス ¥4,980(1 人・月、税込)

向いている

  • いつもの AI から呼べる(新しい画面を覚えない)
  • 誰が作っても同じ配色・余白・書体で揃う
  • PowerPoint で図形・表・グラフのまま直せる
  • 版と直した経緯がチームに残る

向いていない

  • 座標を指定して自由に置く用途には向かない(体裁はサーバーが決める)
  • AI エージェントをまだ使っていない人には入口が分かりにくい

PowerPoint・Word・Excel・Teams の中で動く AI。PowerPoint の中で資料の下書きを生成し、会社のテンプレートに沿って組める。

料金
¥4,497(1 人・月、税別、年契約)/ Business アドオンは年払いで月 ¥3,148 相当

向いている

  • PowerPoint をそのまま使える。書き出しの手間が無い
  • 社内の Teams・SharePoint の情報を参照できる

向いていない

  • Microsoft 365 のライセンスに上乗せの費用
  • 仕上がりはテンプレートと使う人の手に左右される
Gamma Tech, Inc.

Gamma

AI でスライド・文書・Web ページを生成する専用の画面。クレジット制で、プランごとに月のクレジットが決まる。

料金
Free / Plus $9 / Pro $18 / Ultra $90(1 席・月、年払い)

向いている

  • 生成が速く、見た目が整う
  • Web ページとしても共有できる

向いていない

  • クレジットの消費が資料ごとに変わり、月に何枚作れるかが読みにくい
  • 会社のデザインに合わせるには Pro 以上
Canva

Canva

デザイン全般のツール。プレゼンテーションも AI(マジック生成)で作れ、ブランドキットで配色と書体を配れる。

料金
無料 / プロ ¥11,800 / ビジネス ¥18,800(1 人・年)

向いている

  • 資料以外(SNS・印刷物)も同じ画面で作れる
  • ブランドキットで配色と書体を揃えられる

向いていない

  • 自由度が高いぶん、人によって仕上がりがばらつく
  • AI の回数が月の枠で決まる
株式会社ルビス

イルシル

日本語の AI スライド生成サービス。3,000 種類以上のテンプレートから AI がデザインを組み、PowerPoint に出せる。

料金
フリー ¥0 / パーソナル ¥1,848 / パーソナルプラス ¥5,500(1 人・月、税込)

向いている

  • 日本語のテンプレートが多い
  • 国内の料金・サポート

向いていない

  • 無料では PowerPoint に出せない
  • AI 生成の枚数が月ごとに決まる(パーソナル 40 枚)
Beautiful.ai

Beautiful.ai

スライドの整列を自動で整えるプレゼン作成ツール。AI の生成は無制限で、チームはブランドのテーマを配れる。

料金
Pro $14.50 / Team $40(1 人・月、年払い)

向いている

  • 崩れにくいテンプレート
  • AI の生成回数に上限が無い

向いていない

  • 日本語の情報が少ない
  • 自由な配置には向かない

よくある質問

無料で試せるのはどれですか?

Gamma(登録時に 400 クレジット。無料では補充されません)・Canva(AI の利用が月 20 回)・イルシル(AI デザイン生成が月 3 枚、資料は 3 個まで)・Narrative(累計 30 枚。月ごとではありません)に無料の枠があります。イルシルの無料プランは PowerPoint に書き出せず、Beautiful.ai には恒久の無料プランがありません。

PowerPoint で開いて直せる形で出るのはどれですか?

Microsoft 365 Copilot は PowerPoint そのもの、Narrative は図形・表・グラフのまま出ます。Beautiful.ai は「すべての要素を PowerPoint で編集できる」とヘルプに明記しています(Pro 以上)。イルシルは本文・表・グラフ・図形が編集でき、イラストとロゴは画像になります。Gamma は表について「編集できる表として出る」と書いていますが、本文や図解の扱いは公開ページに記載がありません。Canva も編集の可否を書いていません。

会社のデザインで揃えるにはどれが向きますか?

配色や書体を人に選ばせない道具(Narrative)か、ブランドキットやテーマを配れる道具(Canva ビジネス・Gamma Pro 以上・Beautiful.ai Team)が向きます。テンプレートを配るだけの運用は、人によって崩れます。

社外に出す資料に使っても大丈夫ですか?

どの道具も、作った資料を社外に出すことは想定されています。気をつけるのは提供元の表示で、Gamma の無料プランから書き出すと PDF と PPTX に「Made by Gamma」のバッジが付きます。社外に出す前に、書き出したファイルを開いて確かめてください。

請求書での支払いはできますか?

公開ページにはクレジットカードでの申し込みが案内されています。請求書払いや年間契約の扱いは会社ごとの取り決めになるため、各社の営業窓口に問い合わせてください(この記事では確認していません)。

いま Claude や ChatGPT を使っている場合は?

いつもの AI から呼べる道具(Narrative)なら、新しい画面を覚えずに済みます。つなぐのは MCP という決まり(AI に外の道具を使わせるための共通の口)で、設定は 1 行の貼り付けです。Microsoft 365 を使っている会社は Copilot が最短です。

出典

内容の誤りを知らせる

この記事を書いた人

Narrative 編集部編集部

Narrative を作っているチームが、実際に AI で資料を作りながら書いています。料金や機能は各社の公開ページを確認日つきで載せ、確かめられない数字は書きません。

関連する記事