
AI で図解を作るツールのおすすめは?5 つを料金と書き出しで比べる
この記事の答え資料に貼る図を AI で作るなら、決め手は「書き出した図を PowerPoint で図形のまま直せるか」です。図形のまま出せるのは Napkin AI の有料プラン、Miro と Whimsical は画像として貼る形になります。Lucidchart は Visio の読み書き、Canva はプレゼンだけ PPTX に書き出せます。
- 図形のまま PowerPoint に出せるのは Napkin AI の有料プラン
- 盤面に描く型(Miro・Whimsical)は、資料へは画像として貼ることになる
- 5 つとも無料で試せるが、透かし・書き出しの解像度・作れる数はプランで変わる
図解の道具は 2 つの型に分かれる
AI で図を作る道具は、文章から図を起こす型と、盤面に描く型の 2 つに分かれます。前者は書いた文章を選ぶだけで図の候補が出る Napkin AI、後者は自分で箱と線を置ける Miro・Whimsical・Lucidchart・Canva です。資料に貼る図を 1 枚だけ作りたいなら前者、会議をしながら全員で考えるなら後者が近道です。
| 型 | 代表 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 文章から図を起こす | Napkin AI | 書き上げた文章から、資料に貼る図を 1 枚だけ作る |
| 盤面に描く | Miro・Whimsical・Lucidchart・Canva | 会議で一緒に考える・業務フローや体制図を作り込む |

文章から図を起こす型
Napkin AI は、貼った文章を選ぶと図の候補が並び、その中から選んで直す作りです。有料プラン(Plus・Pro)では PowerPoint の形式で書き出せ、書き出したあとも PowerPoint の中で図形と文字を直せます。無料でも PNG と PDF には出せますが、図に Napkin の名前が入ります。
盤面に描く型
Miro・Whimsical・Lucidchart は、AI に文章で頼むとフロー図やマインドマップを盤面に作ってくれます。Miro はフロー図・ER 図・UML と型が広く、Whimsical はフロー図とマインドマップに絞って体裁を自動で整えます。Lucidchart は業務フローや体制図の作図に寄っていて、Visio の読み書きができます。
5 つを料金と書き出しで比べる
比べたのは料金・AI でできること・書き出しの形・日本語の対応の 4 つです。金額はドル建てのものと円建てのものがあり、Lucidchart の個人プランは税別と書かれています。料金は改定されるので、契約の前に公式の料金ページで確かめてください。
| 製品 | 料金 | AIでできること | 書き出し | PowerPoint | 日本語 |
|---|---|---|---|---|---|
| Napkin AI | 無料 / Plus $9 / Pro $22(1 人・月) | 文章から図の候補を出す | PNG・PDF(SVG と PPT は有料) | 図形のまま直せる(有料) | 画面は英語・入力は各国語 |
| Miro | 無料 / Starter $8 / Business $20(1 人・月、年払い) | 文章からフロー図・マインドマップ | JPG・PDF(高解像度は有料) | 画像として貼る | 画面も日本語 |
| Whimsical | 無料 / Pro $10 / Business $20(1 人・月、年払い) | 文章からフロー図・マインドマップ | PNG・SVG・PDF・Mermaid | 一覧に無し。画像で貼る | 画面は英語・入力は可 |
| Lucidchart | 無料 / 個人 $9(1 人・月、税別) | 文章から図を作る | Visio の読み書き(有料) | 連携で図を埋め込む | 画面も日本語 |
| Canva | 無料 / プロ ¥11,800 / ビジネス ¥18,800(1 人・年) | グラフは AI 生成・図は型から | PNG・JPG・PDF・SVG(有料) | プレゼンのみ PPTX | 画面も日本語 |
資料に貼ったあと直せるかで差が出る
いちばん差が出るのは、図を資料に貼ったあとです。画像として貼った図は、社名や数字を 1 か所直すだけでも、元の道具に戻って作り直し、貼り直すことになります。Napkin AI の PowerPoint 書き出しは、公式のヘルプに「Microsoft PowerPoint の中で完全に編集できる」と書かれており、図形と文字のまま直せます。
Miro は公式の料金ページに JPG と PDF の書き出し(高解像度は Starter 以上)が載っており、資料へは画像として貼る形になります。Whimsical の書き出しは PNG・SVG・PDF・Mermaid で、PowerPoint は一覧にありません。Canva は PPTX に出せますが、公式のヘルプに「プレゼンテーションのみ」と書かれているため、ホワイトボードで描いた図はそのままでは PPTX になりません。

図解の道具を絞り込む 4 つの問い
順番に見ると迷いません。まず貼ったあとに直せるか、次に誰と作るか、そのうえで無料の範囲と日本語です。
- 貼ったあとに直せるか。図形のまま出るのは Napkin AI の有料プラン。画像で貼るなら、直すたびに作り直しになる
- 1 人で作るか、みんなで作るか。会議をしながらなら Miro、作図を作り込むなら Lucidchart
- 無料の範囲。透かし(Whimsical)・編集できる数(Miro は 3 ボード、Lucidchart は 3 資料・60 個)・名前入り(Napkin AI)のどれを許せるか
- 日本語。画面まで日本語なのは Miro・Lucidchart・Canva。Napkin AI と Whimsical は画面が英語
5 つの得意と苦手
Napkin AI は、書いた文章から図を 1 枚作って資料に貼りたい人に向き、画面が英語なのと、無料では名前が入るのが弱みです。Miro は会議で一緒に考える会社に向き、資料へは画像で貼ることになります。Whimsical はフロー図とマインドマップをきれいに速く描きたい人に向き、無料の透かしと、PowerPoint への書き出しが一覧に無い点が弱みです。Lucidchart は業務フローや体制図を作り込み、Visio の資産がある会社に向き、無料の枠は小さめです。Canva は資料も販促物も同じ画面で作る会社に向き、AI が作れるのはグラフや画像で、図そのものはテンプレートから組む形です。
図と資料の受け渡しを先に決める
図の道具で作った図は、最後に資料へ貼ります。ここで画像になると直せなくなるので、図を作る道具と資料を作る道具の「受け渡しの形」を先に決めておくと、あとの修正が楽になります。PowerPoint に持っていく方法は AI で PowerPoint を作るには、資料そのものを AI で作る道具は AI でパワポを作るサービスのおすすめ にまとめています。
資料の側に図の型を持たせる作り方もあります。Narrative は体制図・ロジックツリー・循環(PDCA)・工程の流れといった図の型を 資料の型の一覧 に持っていて、いつもの AI に頼むと会社のデザインで図の入ったページが返り、PowerPoint では図形のまま直せます。図だけを別の道具で作って貼るか、資料の中で figure として組むかは、直す回数で決めると選びやすくなります。
この記事で比べた製品
Napkin AI
文章を貼ると図の候補を並べる道具。選んで直し、PowerPoint に図形のまま書き出せる(有料)。
- 料金
- 無料 / Plus $9 / Pro $22(1 人・月)
向いている
- 貼った文章から図の候補が並び、選ぶだけで作れる
- PowerPoint に図形のまま出るので、貼ったあとに直せる
向いていない
- 無料では図に Napkin の名前が入り、PPT と SVG には出せない
- 画面の言葉は英語のみ
Miro
共同編集のホワイトボード。AI に文章で頼むと、フロー図やマインドマップを盤面に作れる。
- 料金
- 無料 / Starter $8 / Business $20(1 人・月、年払い)
向いている
- 会議をしながら、全員で同じ盤面を直せる
- フロー図・ER 図・UML など、AI で作れる図の型が広い
向いていない
- AI は 1 つ作るごとに 1 クレジット。無料はチームで月 10 クレジット
- 資料へは画像として貼ることになり、貼ったあとに形は直せない
Whimsical
フロー図とマインドマップに絞ったホワイトボード。線と箱の体裁が自動で整う。
- 料金
- 無料 / Pro $10 / Business $20(1 人・月、年払い)
向いている
- 線と箱の体裁が自動で整い、図の見た目が揃う
- Mermaid でも書き出せるので、図を文字のまま持ち運べる
向いていない
- 無料は書き出しに透かしが入り、月に作れる数も限られる
- PowerPoint への書き出しは公式の一覧に無い
Lucidchart
業務フローや体制図の作図ツール。文章から図を作る AI と、Visio の読み書きを持つ。
- 料金
- 無料 / 個人 $9(1 人・月、税別)
向いている
- 業務フロー・体制図・ER 図など、作図の型が揃っている
- Visio の読み書きができ、いままでの図を引き継げる
向いていない
- 無料は編集できる資料が 3 つ・1 つにつき 60 個まで
- 図を資料へ持っていく道が、連携と書き出しに分かれる
Canva
デザイン全般のツール。プレゼンテーションも AI(マジック生成)で作れ、ブランドキットで配色と書体を配れる。
- 料金
- 無料 / プロ ¥11,800 / ビジネス ¥18,800(1 人・年)
向いている
- 資料以外(SNS・印刷物)も同じ画面で作れる
- ブランドキットで配色と書体を揃えられる
向いていない
- 自由度が高いぶん、人によって仕上がりがばらつく
- AI の回数が月の枠で決まる
よくある質問
無料で使えますか?
5 つとも無料で試せます。Whimsical は書き出しに透かしが入り、Miro は編集できるボードが最新の 3 枚まで、Lucidchart は編集できる資料が 3 つ・1 つにつき 60 個までです。Napkin AI は無料でも PNG と PDF に出せますが、図に Napkin の名前が入ります。
PowerPoint に貼ったあとで直せますか?
Napkin AI の PowerPoint 書き出し(Plus・Pro)は、PowerPoint で図形と文字のまま直せます。Miro と Whimsical は JPG・PNG・PDF で貼るので、貼ったあとに形や文字は直せません。Canva はプレゼンとして作ったものだけ PPTX に書き出せます。
日本語で頼めますか?
Miro・Lucidchart・Canva は画面も日本語です。Napkin AI と Whimsical は画面が英語ですが、日本語の文章を入れて図を作れます。
AI のクレジットとは何ですか?
AI に頼める回数のことです。Miro は図を 1 つ作るごとに 1 クレジットで、無料はチームで月 10 回、Starter は 1 人 25 回です。Napkin AI は無料で週 500・Plus で月 10,000 クレジット、Whimsical は無料で 10 クレジットと、追加ぶんを 1 つ 10 セントで買えます。
出典
- Napkin AI 料金ページ確認日 2026-09-16
- Napkin AI ヘルプ「PowerPoint へ書き出せますか」確認日 2026-09-16
- Napkin AI ヘルプ「対応している言語」確認日 2026-09-16
- Miro 料金プラン確認日 2026-09-16
- Miro AI で作図を効率化確認日 2026-09-16
- Whimsical 料金プラン確認日 2026-09-16
- Whimsical ヘルプ「書き出し」確認日 2026-09-16
- Whimsical ヘルプ「対応している言語」確認日 2026-09-16
- Lucidchart 無料トライアルと料金確認日 2026-09-16
- Lucidchart 製品ページ確認日 2026-09-16
- Canva 料金プラン確認日 2026-09-16
- Canva ヘルプ「ダウンロードできるファイル形式」確認日 2026-09-16
この記事を書いた人

Narrative を作っているチームが、実際に AI で資料を作りながら書いています。料金や機能は各社の公開ページを確認日つきで載せ、確かめられない数字は書きません。
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