Narrative を試す
提案資料の「導入の流れ」のページ。STEP 1 から STEP 4 までのカードが横に並び、下の矢印でつながっている(Narrative の作例)

業務フロー図を AI で作るには?文章の書き方と 5 つの道具の使い分け

この記事の答え業務フロー図は、作業を「誰が・何を・次はどこへ」の 3 つで箇条書きにしてから AI に渡すと、一度でほぼ形になります。道具は 5 つを比べました。会議で一緒に描くなら Miro か Whimsical、文章から起こすなら Napkin AI、記号の決まりに沿うなら Lucidchart、資料の中で組むなら Narrative が向きます。

公開日 更新日 内容確認日 執筆 Narrative 編集部

この記事には運営会社の製品(Narrative)の紹介が含まれます。

要点
  • 「誰が・何を・次はどこへ」の 3 つで箇条書きにしてから渡す
  • 分岐と例外は、本線を書いてから足す
  • 会議で描くか、文章から起こすか、記号に沿うかで道具が変わる

渡す文章を先に整える

AI に図を頼むとき、うまくいかない原因のほとんどは、渡した文章の形です。図にしたい流れを、1 行 1 工程の箇条書きにしてから渡します。1 行には、担当者・作業・次の行き先の 3 つを入れます。

営業 → 見積を作る → 課長の承認へ
課長 → 見積を承認する → 経理へ
経理 → 請求書を発行する → 完了

この形にすると、工程の抜けが書いている途中で見つかります。図にしてから抜けに気づくと、作り直しになります。

サービス紹介資料「導入の流れとお問い合わせ」のページ。お打ち合わせ・棚札の貼り付け・試験運用・全拠点への展開の 4 つの手順が横に並び、それぞれに期間と説明が添えられている
1 行 1 工程で書いた流れは、そのまま横並びの手順の図になる。分岐は後から足す(Narrative の作例)

分岐と例外は後から足す

分岐を最初から混ぜると、本線が読み取れなくなります。まず一直線の流れを書き切り、そのあとで「もし在庫が無ければ、発注に戻る」のように条件と戻り先を足します。例外(差し戻し・キャンセル・再提出)も同じで、後から足すほうが図が整います。

道具は「誰と作るか」で選ぶ

会議で描くなら Miro・Whimsical、書き上げた文章から起こすなら Napkin AI、記号の決まりに沿って作り込むなら Lucidchart、資料の中で組むなら Narrative が向きます。機能の多さではなく「誰と作るか」で選ぶと外しません。

作り方 向く道具 向いている場面
会議で一緒に描く Miro・Whimsical 現場の人に聞きながら流れを起こす
文章から起こす Napkin AI 書き上げた説明文から図を 1 枚作る
記号の決まりに沿って作り込む Lucidchart 監査・外部提出で形式が決まっている
資料の中で組む Narrative 毎月の報告資料に同じ形の図を載せる

Miro は公式のページで、フロー図・ER 図・UML を AI で作れることを挙げています。Lucidchart は業務フローや体制図の作図に寄っていて、Visio の読み書きができます。

製品料金AIでできること書き出し日本語
Miro無料 / Starter $8 / Business $20(1 人・月、年払い)文章からフロー図・マインドマップJPG・PDF(高解像度は有料)画面も日本語
Whimsical無料 / Pro $10 / Business $20(1 人・月、年払い)文章からフロー図・マインドマップPNG・SVG・PDF・Mermaid画面は英語・入力は可
Lucidchart無料 / 個人 $9(1 人・月、税別)文章から図を作るVisio の読み書き(有料)画面も日本語
Napkin AI無料 / Plus $9 / Pro $22(1 人・月)文章から図の候補を出すPNG・PDF(SVG と PPT は有料)画面は英語・入力は各国語
Narrative 運営会社の製品無料 / プロ ¥1,980 / ビジネス ¥4,980(1 人・月、税込)文章から図解の型(体制図・循環・工程)で組むPDF・PowerPoint画面も日本語
各社の公開情報から。確認日 2026-09-16(行ごとの日付は各製品のページに)

機能と料金は 2026 年 9 月 16 日に確かめました。AI の機能はとくに更新が早いので、公式のページで最新を見てください。

思った形にならないときに直す 3 つ

出てきた図が読みにくいときは、次の順に見ます。

  1. 工程の粒度が揃っているか。「受注する」と「受注書の 3 枚目に押印する」が並んでいると、図が歪みます
  2. 1 行に 2 つの作業が入っていないか。「承認して発送する」は 2 工程に分けます
  3. 行き先が全部書いてあるか。行き先の無い行があると、AI が近くの工程につないでしまいます

この 3 つを直して渡し直すほうが、出てきた図を手で動かすより速く済みます。

セミナー資料の「よくある 3 つの壁」のページ。写す・数える・探すの 3 つの作業を円で並べ、下の箱へ矢印でつないでいる
工程を書き出す前に、詰まっている所を 3 つに絞る(Narrative の作例)

資料に載せるところまで

作った図は、最後に資料へ貼ります。画像として貼ると、担当者名や工程名が変わったときに作り直しになるので、直す見込みがあるなら図形のまま入る方法を選びます。詳しくは 図解を PowerPoint に貼るには?、道具そのものの比較は AI で図解を作るツールのおすすめは? にまとめています。

Narrative は、工程の流れ・体制図・循環といった図の型を 資料の型の一覧 に持っていて、上のような箇条書きをいつもの AI に渡すと、会社のデザインで図の入ったページが返ります。書き出した PowerPoint では図形と文字のまま直せます。

この記事で比べた製品

Miro

Miro

共同編集のホワイトボード。AI に文章で頼むと、フロー図やマインドマップを盤面に作れる。

料金
無料 / Starter $8 / Business $20(1 人・月、年払い)

向いている

  • 会議をしながら、全員で同じ盤面を直せる
  • フロー図・ER 図・UML など、AI で作れる図の型が広い

向いていない

  • AI は 1 つ作るごとに 1 クレジット。無料はチームで月 10 クレジット
  • 資料へは画像として貼ることになり、貼ったあとに形は直せない
Whimsical

Whimsical

フロー図とマインドマップに絞ったホワイトボード。線と箱の体裁が自動で整う。

料金
無料 / Pro $10 / Business $20(1 人・月、年払い)

向いている

  • 線と箱の体裁が自動で整い、図の見た目が揃う
  • Mermaid でも書き出せるので、図を文字のまま持ち運べる

向いていない

  • 無料は書き出しに透かしが入り、月に作れる数も限られる
  • PowerPoint への書き出しは公式の一覧に無い
Lucid Software

Lucidchart

業務フローや体制図の作図ツール。文章から図を作る AI と、Visio の読み書きを持つ。

料金
無料 / 個人 $9(1 人・月、税別)

向いている

  • 業務フロー・体制図・ER 図など、作図の型が揃っている
  • Visio の読み書きができ、いままでの図を引き継げる

向いていない

  • 無料は編集できる資料が 3 つ・1 つにつき 60 個まで
  • 図を資料へ持っていく道が、連携と書き出しに分かれる
Napkin AI

Napkin AI

文章を貼ると図の候補を並べる道具。選んで直し、PowerPoint に図形のまま書き出せる(有料)。

料金
無料 / Plus $9 / Pro $22(1 人・月)

向いている

  • 貼った文章から図の候補が並び、選ぶだけで作れる
  • PowerPoint に図形のまま出るので、貼ったあとに直せる

向いていない

  • 無料では図に Napkin の名前が入り、PPT と SVG には出せない
  • 画面の言葉は英語のみ
株式会社STELLA

Narrative

運営会社の製品

いつもの AI(Claude・ChatGPT・Gemini など)に頼むだけで、会社のデザインで揃った資料が PDF と PowerPoint で返るサービス。画面を開かず、AI エージェントから使う。

料金
無料 / プロ ¥1,980 / ビジネス ¥4,980(1 人・月、税込)

向いている

  • いつもの AI から呼べる(新しい画面を覚えない)
  • 誰が作っても同じ配色・余白・書体で揃う
  • PowerPoint で図形・表・グラフのまま直せる
  • 版と直した経緯がチームに残る

向いていない

  • 座標を指定して自由に置く用途には向かない(体裁はサーバーが決める)
  • AI エージェントをまだ使っていない人には入口が分かりにくい

よくある質問

どんな文章を渡せばよいですか?

1 行に 1 工程で、「担当者 → 作業 → 次の工程」の形で書きます。「営業が見積を作る → 課長が承認する → 経理が請求書を出す」のように矢印でつなぐと、AI が工程の順番を取り違えにくくなります。

分岐(条件で変わる流れ)はどう書きますか?

本線を先に書き切ってから、「もし在庫が無ければ、発注に戻る」のように条件と戻り先を添えます。最初から分岐を混ぜて書くと、本線が読み取れず、図が横に広がってしまいます。

日本語で頼めますか?

Miro と Lucidchart は画面も日本語です。Whimsical と Napkin AI は画面が英語ですが、日本語の文章を入れて図を作れます。社内で共有する図なら、画面が日本語の道具のほうが引き継ぎが楽です。

記号の決まり(BPMN など)に沿う必要はありますか?

社内で共有するだけなら、四角と矢印で足ります。監査や外部への提出で記号の決まりが指定されている場合は、記号のテンプレートを持つ作図型の道具を使ってください。

作った図をそのまま資料に貼れますか?

貼れますが、画像として貼ると貼ったあとに直せません。直す見込みがあるなら、図形のまま入る方法を選びます。詳しくは「図解を PowerPoint に貼るには?」にまとめています。

出典

内容の誤りを知らせる

この記事を書いた人

Narrative 編集部編集部

Narrative を作っているチームが、実際に AI で資料を作りながら書いています。料金や機能は各社の公開ページを確認日つきで載せ、確かめられない数字は書きません。

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